【コラム】ポーカー用語集

ジョーズ

今回はポーカーでよく出る用語を紹介するよ。

チンアナゴ

使いこなしてカッコよくポーカーしようっ!

ポジションの名称

ジョーズ

最初はポジションだよ。

チンアナゴ

最初はわかりづらいよね。

テーブル
UTG(Under The Gun)
  • プリフロップで一番最初にアクションする。
  • 「アンダーザガン」「ユーティージー」などと呼ばれる。
UTG+1(Under The Gun +1)
  • UTGの次にアクションする。
  • 「アンダーザガンプラスワン」「ユーティージープラスワン」などと呼ばれる。
MP1(Middle Position1)
  • UTG+1の次にアクションする。
  • 「ミドルポジションワン」「エムピーワン」などと呼ばれる。
MP2(Middle Position2)
  • MP1の次にアクションする。
  • 「ミドルポジションツー」「エムピーツー」などと呼ばれる。
  • 6-max(6人戦)では「LJ(ロージャック)」と呼ばれる。
HJ(High Jack)
  • MP2(LJ)の次にアクションする。
  • 「ハイジャック」と呼ばれる。
CO(Cut Off)
  • HJの次にアクションする。
  • 「カットオフ」と呼ばれる。
BU(Button)
  • COの次にアクションする。
    • ポストフロップでは最後にアクションする。
  • 「ボタン」と呼ばれ、「BTN」と表記することもある。
    • 正式には「ディーラーボタン」という。
SB(Small Blind)
  • プリフロップが始まるときに0.5bbを出す。
    • 5/10であれば0.5bbの5ドル、2/5では場合は0.4bbの2ドルを出す。
  • ポストフロップでは最初にアクションする。
  • 「スモールブラインド」と呼ばれる。
BB(Big Blind)
  • プリフロップが始まるときに1bbを出す。
  • プリフロップで最後にアクションする。
  • 「ビッグブラインド」と呼ばれる。

ハンドやボードの書き方

ジョーズ

ハンドの後ろについている「s」はスーテッド、「o」はオフスートのことだよ。

チンアナゴ

[J9s]だったら[J❤️][9❤️]、[AKo]なら[A♠️][K♦️]とかだね。

ジョーズ

ボードの後ろについている「r」は「レインボー」と言って、すべて異なるスートを表すよ。

ジョーズ

[A♠️][J❤️][9♣️]みたいなフロップだったら[AJ9r]だね。

チンアナゴ

「tt」は「ツートーン」のことで、2種類のスートがあるボードのことだよね。

チンアナゴ

[K♠️][8♠️][7❤️]や[K♦️][8♦️][7♣️]を[K87tt]って書いてたりするよね。

ジョーズ

[7♠️][6♠️][5♠️]みたいなボードだったらモノトーンと呼んで、[765m]って書くことが多いね。

プレイラインの表記

ジョーズ

 xはチェック、cはコール、bはベット、rはレイズのこと。

ジョーズ

例えばx/rは「チェックレイズ」と読み、「チェックして相手からベットがきたらレイズすること」を意味するよ。

ジョーズ

b/fは「ベットフォールド」で「ベットして相手からレイズがきたらフォールドする」ことを意味するよ。

スタッツ・HUDの見方

ジョーズ

スタッツの見方だよ。

チンアナゴ

用語がたくさんあるね。

VPIP(Voluntary Put money In Pot)
  • プレイヤーがポットに参加した割合。
  • 高いほどルースなプレイヤーであると考えられる。
PFR(Pre-Flop Raise)
  • プレイヤーがプリフロップでレイズした割合。
AF(Aggression Factor)
  • プレイヤーがコールに比べてどれくらいベットやレイズをしているかを示す。
  • 算式は「(ベットした回数+レイズした回数)/コールした回数」。
  • ポストフロップのAFが高いほど、そのプレイヤーはアグレッシブであると考えられる。
AFq(Aggression frequency)
  • プレイヤーがすべてのアクションの中でどのくらいベットやレイズをしているかを示す。
  • 計算式は「(ベットした回数+レイズした回数)/(ベットした回数+レイズした回数+コールした回数+フォールドした回数)」。
WTSD(Went To Show Down)
  • プレイヤーがフロップに参加した場合、どのくらいの割合でショーダウンまで行っているかを示す。
  • WTSDが高いほどコーリングステーション気味であると考えられる。

あ行

アイソレート(Isolate)
  • プリフロップでレイズや3ベット(リレイズ)することで、多人数でポストフロップを戦うことを避け、ヘッズアップに持ち込もうとすること。
アウツ(Outs)
  • 強い役を完成させるのに必要なカードのこと。
  • 例えば、ボードが[AK7r]のときに[QJ]を持っていれば、4枚の[T]がストレートを完成させるアウツとなる。
アウトオブポジション(Out Of Position)
  • ポストフロップで相手よりも先にアクションしなければならないポジションのこと。
  • 略して「OOP」と書くことも。
アグレッサー(Aggressor)
  • 直前のストリートで最後にレイズや3ベットをしたプレイヤーのこと。
アグレッシブ(Aggressive)
  • 頻繁にベットやレイズをすること。
  • 逆に、あまりベットやレイズをしないことはパッシブという。
インプライドオッズ(Implied Odds)
  • 現状ではコールするのに必要な勝率は足りていないが、ボードが進展してフラッシュやセットなどの強い役になれば、多くのチップを相手から奪うことができ、結果的に足りない勝率を補うことができるような状態のこと。
インポジション(In Position)
  • ポストフロップで相手よりもあとにアクションできること。
  • 略して「IP」とも。
エアー(Air)
  • ポストフロップでショーダウンバリューがほとんどないようなハンドのこと。
エクイティ(Equity)
  • 互いのハンドの強さに応じたそれぞれのポットの取り分のこと。
  • 例えば、プレイヤーAの勝率が80%、プレイヤーBの勝率が20%なら、ポットの80%をAは持っていることになり、「80%のエクイティがある」などと言う。
  • エクイティと勝率は等しく、勝率そのものを指すこともある。
オッズ(Odds)
  • いろいろ意味で使われるが、特に「勝率」を指すことが多い。
  • 必要な勝率に見合ったハンドを持っているとき、「オッズが合う」などと言う。
オリジナルレイザー(Original Raiser)
  • プリフロップで最後にレイズや3ベットなどをしたプレイヤーのこと。
オープン(Open)
  • プリフロップで最初にレイズすること。
オープンエンド(Open End)
  • ボードが[289r]のときの[67]など、両端に欲しいカードがあるストレートドロー。
オーバーペア(Over Pair)
  • ボードに出ているカードよりも大きなカードで構成されたポケットペアのこと。
オールイン(All-In)
  • 自分の持っているスタックをすべて賭けること。
オフスート(Off Suit)
  • 異なったスート(トランプの柄)で構成されたハンド。

か行

ガットショット(Gutshot)
  • ボードが[AK2r]のときの[QT]や[QJ]など、1枚だけ欲しいカードがあるストレートドロー。
キッカー(Kicker)
  • 自分のハンドのうちペアなどになっていないほうのカードのこと。
ギャップコンセプト(Gap Concept)
  • プリフロップでオープンするレンジよりも、コールするレンジのほうがタイトであること。
クワッズ(Quads)
  • いわゆるフォーカードのこと。
  • 英語圏では「フォーカード」という言い方はなく、「Four of a kind」か「Quads」という。
コネクタ(Connector)
  • 連続したカードの組み合わせになっているハンドのこと。
コミット(Commit)
  • オールインをしたとしても十分な勝率が保障されているように見える状況。
コーリングステーション(Calling Station)
  • 何でもかんでもコールしてなかなかフォールドしないようなプレイヤー。
  • 悪い意味で使われることが多い。
コンティニュエーションベット(Continuation Bet)
  • プリフロップのアグレッサーがポストフロップでも続けてベットすること。

さ行

ショーダウンバリュー(Showdown Value)
  • ショーダウンしたときにそこそこの勝率が見込めるような状態。
  • ナッツ級でもなく、弱すぎもしないような、マージナルなハンドを持っているときによく使われる言葉。
シンバリューベット(Thin Value Bet)
  • 直訳すると「薄いバリューベット」。
  • マージナルか、マージナルよりも少し強いハンドで小さなバリューベットをすること。
スーテッド(Suited)
  • 同じスート(トランプの柄)の組み合わせのハンド。
スーテッドコネクタ(Suited Connector)
  • スーテッドでありコネクタでもあるようなハンド。
スクイーズ(Squeeze)
  • オープンしているプレイヤーと、そのオープンにコールしているプレイヤーが1人以上いるときに3ベットすること。
スケアカード(Scare Card)
  • ボードに落ちたカードのうち、あるプレイヤーにとって不利益になるカードのこと。
  • 特にドローが完成するなどして、相手プレイヤーのハンドを強くしてしまうようなカードのことを言う場合が多い。
スタック(Stack)
  • 自分の持っているチップ全体のこと。
スタッツ(Stats)
  • 対戦相手の参加率、プリフロップのレイズ率、CB率などの統計データを指す。
ストリート(Street)
  • プリフロップ、フロップ、ターン、リバーのこと。
  • 例えば、「フロップでは自分のハンドは強くないけど、あとのストリート(ターンかリバー)でブラフすればポットが取れるかも」などと言う。
スロープレイ(Slow Play)
  • 非常に強いハンドを持っているときに、あえてベットやレイズをせず、チェックやコールをすることで、自分のハンドを弱く見せること。
スローロール
  • 勝っているハンドを持っているにもかかわらず、わざとショーダウンで見せるのを遅らせる行為のことを指す。
  • 多くの場合、マナー違反とされています。
セカンドペア(Second Pair)
  • ボードにあるカードの中で2番目に強いペアのこと。
セット(Set)
  • 「ポケットペア+ボードの1枚」で構成されるスリーカードのこと。
  • 英語圏では「スリーカード」という言い方はせず、こういう場合は「Set」という。
セミブラフ(Semi-Bluff)
  • フラッシュやストレートなどのドローハンドを持っているときにベットやレイズをすること。

た行

タイト(Tight)
  • 比較的強いハンドだけをプレイすること。
  • 反対は「ルース」。
ダブルバレル(Double Barrel)
  • フロップ、ターンの両方でアグレッサーがベットをすること。
  • 「セカンドバレル」とも。
チェックレイズ(Check/Raise)
  • OOP(アウトオブポジション)にいるプレイヤーがまずチェックして、相手のベットに対してレイズすること。
デッドマネー(Dead Money)
  • プリフロップでオープンにコールしているプレイヤーがいるとき、そのコールするために出しているチップをデッドマネーという。
  • また、リンプインするために出しているチップもデッドマネー。
  • レイズや3ベットをしてフォールドさせれば、1人がオープンしているときよりもより多くのチップが手に入る。そのため、デッドマネーがあるときはより頻繁に3ベット(スクイーズ)しやすい。
トップペア(Top Pair)
  • ボードの最も強いカードで作ったペア。
トリプルバレル(Tripple Barrel)
  • フロップ、ターン、リバーのすべてでアグレッサーがベットすること。
トリップス(Trips)
  • 「ハンドのうち1枚+ボード2枚」で構成されるスリーカードのこと。
  • 英語圏では「スリーカード」という言い方はせず、こういう場合は「Trips」という。
ドミネイト(Dominate)
  • 相手よりも大きな数字のカードを持っていることにより、相手のアウツを少なくしている状態のこと。
ドロー(Draw)
  • あと1枚でストレートやフラッシュなどの強い役ができる状態のこと。

な行

ナッツ(Nuts)
  • そのボードで最強のハンドのこと。
  • 理論的なナッツではないものの、実戦的には負ける可能性がほぼない最強クラスのハンドをエフェクティブナッツと呼ぶこともある。
ニット(Nit)
  • タイトパッシブなプレイヤーのこと。

は行

パッシブ(Passive)
  • あまり頻繁にベットやレイズはせず、コール、チェック、フォールドをすること。
  • 反対は「アグレッシブ」。
バックドア(Back Door)
  • あと2枚でストレートやフラッシュなどの強い役が完成する状態。
バッドビート(Bad Beat)
  • 勝率は高かったにもかかわらず、運悪く負けてしまうこと。
  • 自分が食らったバッドビートの自慢を始めると、ポーカーにハマり始めた証拠。
ハンドレンジ(Hand Range)
  • 「持っている可能性のあるハンドの集合」のこと。
ヒット(Hit)
  • ボードと自分のハンドでワンペアができること。
フィッシュ(Fish)
  • ポーカーの技術を知らないプレイヤー。
  • エンジョイ勢ことを指し、蔑称として使われることが多い。
フォールドエクイティ(Fold Equity)
  • 相手がフォールドすることによって、自分がその場でポットを取ることができるときの得られるチップの期待値。
ブラインド(Blind)
  • ビッグブラインド(BB)とスモールブラインド(SB)の総称。
  • また、ビッグブラインドがプリフロップで強制的に支払うチップのこと。(=1bb)
ブラインドスティール(Blind Steal)
  • あまり強くないハンドでBUやCOなどのレイトポジションからレイズし、SBやBBにフォールドさせることでブラインドを奪い取ること。
プロテクトベット(Bet for Protection)
  • 相手プレイヤーのフラッシュドローやストレートドローなどのハンドに対して打つバリューベット。
  • タダで次のストリートにカードを見せるのでなく、ドローのオッズを合わなくさせるためにプロテクトベットを打つ。
ベストハンド(Best Hand)
  • そのポットに参加しているプレイヤー(フォールドしていないプレイヤー)の中で、最も強いハンドのこと。
ヘッズアップ(Heads Up)
  • ポストフロップで一対一の勝負になること。
ボード(Board)
  • ポストフロップで開く3〜5枚のカード。
  • 「コミュニティボード」とも。
ポストフロップ(Post-Flop)
  • フロップ、ターン、リバーのこと。
ポケットペア(Pocket Pair)
  • 最初からペアになっているスターティングハンドのこと。
ポット(Pot)
  • 場に出されたチップの合計。
  • 全員をフォールドさせるか、ショーダウンでより強い役を持っていればポットを獲得できる。
ボトムペア(Bottom Pair)
  • ボードの最も弱いカードで作られたペア。

ま行

マージナル(Marginal)
  • そのボードでできる役を強い順に並べたとき、ちょうど真ん中ぐらいの強くもなく弱くもないハンドのこと。
マック(Muck)
  • 特にショーダウンで相手が自分よりも強いハンドをショウしたとき、相手に自分のハンドを見せずにハンドを山札に入れること。
  • マックはどんなときでもフォールド扱いになるので注意。
マルチウェイ(Multiway)
  • 3人以上のプレイヤーでポストフロップを戦うこと。

ら行

ライト3ベット(Light 3 betting)
  • 通常よりも高い頻度でプリフロップの3ベット(リレイズ)を打つこと。
リンプイン(Limp-In)
  • プリフロップでレイズせずにコールして参加すること。
ルース(Loose)
  • 参加するハンドレンジが広いこと。
  • つまり、強いハンドだけでなく、比較的弱いハンドもプレイすること。
  • 反対は「タイト」。
ロック(Rock)
  • 極端にタイトパッシブなプレイヤーのこと。

アルファベット・数字

2オーバー(ツーオーバー)
  • ボードに出ているカードよりも強いカードを2枚持っている状態。
2ベット(ツーベット)
  • レイズのこと。
    • レイズはベットに対してさらにベットしてるので、2ベット。
  • プリフロップではビッグブラインドがすでに1bbをベットしている状態で始まるので、プリフロップのオープン(レイズ)は2ベット。
3ベット(スリーベット)
  • レイズに対してさらにレイズすること。
  • リレイズともいう。
  • 3回目のベットなので3ベット。
4ベット(フォーベット)
  • 3ベットに対してさらにレイズすること。
  • リリレイズともいうが、あまり使わない。
  • ちなみに、4ベットに対してレイズすれば5ベット、以下同様。
CB(シービー)
  • コンティニュエーションベットのこと。
CC(シーシー)
  • コールドコール(Cold Call)、2ベット以上に対してレイズせずにコールすること。
EV(イーブイ)
  • Expected Value(期待値)の略。
FD(エフディー)
  • フラッシュドロー(Flush Draw)のこと。
GTO(ジーティーオー)
  • Game Theory Optimal(=ゲーム理論最適化)の略。
  • ある複数のプレイヤーが相手プレイヤーに対してより期待値の高い戦略を選び、互いが戦略を変更・改善するような場合、最終的に彼らは戦略を変更することでこれ以上高い期待値を得ることができなくなってしまう。
  • そのような戦略が収束した状況をナッシュ均衡といい、そうしたナッシュ均衡に基づいたプレイをGTOという。
HUD(ハド)
  • ヘッズアップディスプレイ(Heads Up Display)の略。
  • 対戦相手の統計データ(スタッツ)を表示するソフトウェア。
PP(ピーピー)
  • ポケットペア(Pocket Pair)のこと。
TPTK(ティーピーティーケー)
  • 「Top Pair Top Kicker」の略。
  • ボードでトップペアができていて、しかもハンドのキッカーが一番強いものであるとき、「TPTKを持っている」などと言う。
ジョーズ

以上だよ。

チンアナゴ

やりながら覚えていこうっ!

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